Google Chrome上で電子書籍(ePub)を読む「Readium」
ReadiumはePub3に対応した電子書籍リーダーです。Google Chrome機能拡張として動作します。
ePub3は2011年の秋頃に完成しました。その結果、コンテンツや対応リーダーも続々と増えていくと思われます。Readiumはその一つ、Google Chrome上でePubを読める電子書籍リーダーです。
まずライブラリを追加します。任意のURLまたはローカルファイルを追加できます。
ReadiumはWebKitを使ってビルドされており、jQueryやTwitterのBootstrapなども使われています。雰囲気的にKindleのWebブラウザ版といった感があります。Readiumはリファレンス的な実装ではありますが、十分読めるレベルになっていますし、さらに機能追加してくことも考えられるでしょう。
ReadiumはGoogle Chrome用、BSD Licenseのオープンソース・ソフトウェアです。
MOONGIFTはこう見る
ePub3ではHTML5をベースにするとあって、SVGも利用できます。さらにJavaScriptも使えるのでユーザのアクションによってインタラクティブに動く電子書籍を作るのも容易になるでしょう。これまでのPDFと変わらないようなプリントをデジタル化しただけの存在から脱却できるはずです。
もちろん最初は製造コストが増すかも知れませんが、電子書籍市場が十分に大きくなれば手軽に作成する手法も生まれてくるはずです。電子書籍が単なる自炊レベルで終わらないためにも電子書籍ならではの楽しみ方やコンテンツが生まれる必要があります。どんな楽しみ方があるか、考えてみると面白そうです。
via EPUB 3リーダーのリファレンス実装「Readium」、オープンソースで開始 - Publickey
Readium | Digital Publishing meets Open Web