WebSocketRemoteはWebSocketを使ってWebブラウザを使ってVNCライクなPCリモート操作を実現するソフトウェアです。

WebSocketを使って色々なWebアプリケーションが作られていますが、WebSocketRemoteはひと味違います。何とWebSocketでVNCライクなリモートPC操作を実現しています。


起動するとメニューバーに常駐します。この時点で既に使える状態です。


他のPCからWebブラウザでアクセスできます。デュアルスクリーンにも対応しています。


スマートフォン対応もしています。

WebSocketRemoteはマウスクリックのイベントのみサポートしているので、今のところキーボード入力はサポートしています。またiOS向けには画面を表示するリモートモードの他、マウスポインタ代わりに使えるマウスモードというのが用意されています。

WebSocketRemoteはJava製、Windows/Mac OSX/Linux用のオープンソース・ソフトウェア(Apache License 2.0)です。

MOONGIFTはこう見る

WebSocketは単純なソケット通信をWebブラウザ上で行うための技術になります。HTTPはもちろん、HTTPSもサポートしています。ソケットの通信内容は特に制限はないので、別なプロトコル(例えばtelnetなど)にそのまま渡して実行もできます。そうした意味では面白い可能性があるかも知れません。

Webアプリケーションと社内システムを連携させるためにSMBプロトコルをWebSocketで橋渡しすれば、Webブラウザからファイルサーバをブラウジングできます。うまくバイパスすることで、Webブラウザだけではできなかったことも実現できそうです。

Kanasansoft/WebSocketRemote - GitHub