smtp4devはWindowsローカル上に立てるダミーのSMTPサーバです。

システム開発においてメール送信を行う時はよくあります。SMTPサーバを立てたとして、間違って送信してしまうと大変な事態につながるかも知れません。そこで使ってみたいのがローカルで使えるダミーのSMTPサーバ、smtp4devです。


起動しました。まずはセキュリティ警告が出ます。


メイン画面です。この時点でポートは開いています。


オプションです。UIに関する設定です。


サーバ設定です。ポート番号はデフォルトで25です。


アップデートチェッカーもあります。


こんな感じで常駐します。


こんな感じでPHPからメールを送ってみます。


送信しました。すぐに反映されます。


さらに日本語件名のメールを送ってみました。文字化けせずに送信されています。


メーラーでメールの内容を確認できます。


さらに詳細を確認できます。


メッセージソースも見られます。


セッション情報です。


各セッションに関するログです。

smtp4devはSMTPサーバとして動作しますが実際には送信はされないので安心して使えます。対応OSはWindows XP/Vista/7/2003/2010となっています。開発時にテスト用に本当にあるメールアドレスを使っていて間違って…なんて事態になる前に使いましょう。

smtp4devはWindows用、New BSD Licenseのオープンソース・ソフトウェアです。

MOONGIFTはこう見る

プログラマーであれば誰しも誤送信で痛い目をみた経験があるはずです。メールの場合、他のシステムに比べて失敗した時のリカバリーが難しいのが難点です。システムからメール送信を行うと一気に数万通流れてしまうこともざらであり、気付いた時には既に時遅し…ということも多いでしょう。

同様に何かのシステムがある時にダミーで同様に使えるようにするソフトウェアには一定の需要が存在します。Web APIをダミーで使えるものや、内部のMySQLサーバなどもその一つと言えます。そうした開発補助ツールは人気が高いだけでなく、開発者本人にも恩恵があるのでぜひ困った覚えがあったら取り組んでみてください。

smtp4dev