GooglePlus-ScraperはGoogle+の画面をスクレイピングしてデータを取り出せるPHPライブラリ。

GooglePlus-ScraperはPHP製のオープンソース・ソフトウェア。これまでのGoogleのサービスの中では最も変わっていると言えるGoogle+。何より変なのは公開されて2ヶ月以上が経とうというのにWeb APIが全く出てこないことだ。


プロフィール

Web APIを公開するとFacebookやTwitterにマルチポストするクライアントが必ず登場する。その結果、特徴がなくなってサービスが劣化する可能性があると考えているのかもしれない。だがWeb APIがないと楽しめない開発者も多い。そこでGooglePlus-Scraperの登場だ。

GooglePlus-ScraperはGoogle+のプロフィールページをスクレイピングして取り出すPHPライブラリだ。名前、写真、プロフィールのURL、職業、自己紹介文、ポストした内容などが取得できる。ポストしたデータを使えば、ユーザごとのフィードを生成するのにも使える。


使い方

プロフィールページをブログに埋め込めばブログパーツにもなるだろう。プロフィールページのURLが必要なので、名前で検索したりするものではないが、Web APIがない今は貴重なライブラリだ。なおスクレイピングなのでGoogle+のデザインが変われば使えなくなる可能性があることは承知しなければならない。

MOONGIFTはこう見る

サービスリリース以後、2,000万人のユーザ数を突破するまで毎日過熱気味に騒がれていたGoogle+だが、ここ最近はニュースにあがらなくなってきてしまった。もちろんサービス自体は常に成長しており、日々よくなっているとは思うのだが、それでも周囲の期待値の高さから劣化するのもとても速い。

エンジニアが実に3/4を占めていると言われているので、Web APIを公開すれば一気に無数のライブラリ、クライアントが登場するだろう。それだけの求心力はある。それだけでなく、Web APIがなくともWeb APIを作ってしまう人がいるサービスなのだ。ITエンジニアをターゲットにしている人たちにとってはうらやましいサービスに感じられるはずだ。

FabianBeiner/GooglePlus-Scraper - GitHub