ノームの戦うEmberwindをHTML5+WebGLへポート「Emberwind」
Emberwindは同名ゲームをHTML5+WebGLへポーティングしたゲーム。Operaチームが開発している。
EmberwindはHTML5/JavaScript製のオープンソース・ソフトウェア。HTML5の技術の一つ、WebGLはWebベースで高度なグラフィックスを描くためのAPIだ。だがどんなグラフィックスを描けば良いかと言われるとなかなか思いつかない。そこで注目したいのがゲームだ。
Webブラウザ内で動くゲームにWebGLを使えば、よりグラフィカルで面白いゲームが作れるに違いない。とは言え開発するのは簡単とは思えない。そんな中、OperaチームがやってのけたのがWindows/Mac OSX/iOSゲームのEmberwindをHTML5にポーティングしてしまうという代物だ。
EmberwindはノームのKindleとフクロウのWickが町中にいるグレムリンを倒して最終的に王国を救うというアクションゲームだ。操作はとても簡単で、矢印キーとスペースキー、それに移動するときのCtrlキーくらいしか使わない。敵も決して強くないのでばしばし倒しながら突き進めるはずだ。
HTML5+WebGLで作られたこのソフトウェアは音楽も流れるしアクションのサウンドも鳴る。グラフィックスはとても奇麗で、とても面白い。まるでおとぎ話のようなステージの中で飛んで攻撃して敵を倒していくのはとても面白い。Webベースでもここまで出来てしまう、そんなポテンシャルの高さを実感できるソフトウェアだ。
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MOONGIFTはこう見る
Google+でもゲームが開始されており、やはり今の流行はゲームとソーシャルにあると感じさせる。さらにGoogle Chrome Web Storeでもゲームを楽しめる。生産性低下はともかくとして、ゲームは隙間時間を狙ってどんどん押し寄せてきているようだ。
WebGLを使うと見た目が奇麗なゲームができる反面、徐々に高度になってしまうという欠点がある。だがEmberwindくらいの難易度であれば誰でもすぐに覚えて遊べるようになるのではないだろうか。グラフィックスに凝っているからといって難易度は高めてはいけない、そんなゲームの実体を感じさせるソフトウェアでもある。
via Emberwind port showcases HTML5 and WebGL - The Changelog - Open Source moves fast. Keep up.