Fulcrumはストーリーベースのアジャイル開発にマッチしたプロジェクト管理システム。

FulcrumはRuby on Rails製のオープンソース・ソフトウェア。アジャイル開発において用いられるユーザストーリー。利点としては機能をユーザ視点で捉えることで、実装されるべき機能が明確になりイテレーションが終わった段階できちんとできているか確認がしやすいことだ。


4つの枠が特徴

そのため通常のタスク管理に比べると大ざっぱに見えてしまい、逆に細かな進捗が見づらくなってしまう場合もあるようだ。そんな状態を解決するには、最適なプロジェクト管理を導入することにあるだろう。今回紹介するのはFulcrumだ。

Fulcrumはストーリーベースのタスク管理を実現する、アジャイル開発向けのプロジェクト管理だ。完了したストーリー、作業上、バックログ、Chilly Bin(終わらなかったタスクを放り込んでおく場所?)の4つ枠があり、それぞれの状態に応じてストーリーを配置していく。


作業終了

スタートボタンを押せば作業が開始し、Finishを押せば完了する。メンバーを登録し、ストーリーを追加していけばすぐに利用が開始される。アイコンが多数使われていたり、ストーリーの移動がドラッグアンドドロップでできるなどユーザビリティはとてもいい。アジャイル開発を取り入れている企業、取り入れたい企業はぜひ。

[s2If current_user_can(access_s2member_level1)]


CSVからの取り込みも(プレミアム限定)

[/s2If]

MOONGIFTはこう見る

ウォーターホール式のプロジェクト管理システムをアジャイルシステム開発で使おうと思うと、必ず無理がくる。タスクの粒度が違ったり、切り分け方が異なるのでうまく管理できないはずだ。アジャイルで開発するならばやはりそれに特化したプロジェクト管理を使うべきだろう。

最近ではスクラム開発が人気だが、少し前であればXPプログラミングもあった。スクラムも完璧ではなく、さらに一歩二歩進化したプロジェクト管理手法が出てくると思われる。プロジェクトの規模、チーム体制などによって最適な管理手法は変わってくるので、それぞれの手法に合わせた最適なプロジェクト管理を覚えておこう。

wholemeal: Fulcrum

malclocke/fulcrum - GitHub