Web APIがなくてもここまで。Google+上でプログラミングコラボレーション「Hangout Pad for Google+」
Hangout Pad for Google+はGoogle+でプログラミングコラボレーションを実現するGoogle Chrome機能拡張。
Hangout Pad for Google+はGoogle Chrome用のフリーウェア(ソースコードは公開されている)。最近のWebにおけるキーワードの一つが「コラボレーション」だ。コンテンツサイトがコミュニケーションサイトに発展するように、Webアプリケーションに複数人での処理機能をもたせたのがコラボレーションだ。
ドキュメント作成や画像編集、ドローなど様々なWebアプリケーションがコラボレーション機能を備えている。そして開発をコラボレーションしたいと思う人はHangout Pad for Google+を使ってみよう。
Hangout Pad for Google+はGoogle+用のソフトウェアだ。とは言えGoogle+ではまだWeb APIを一般公開していない。であるにも関わらず作ってしまったのがHangout Pad for Google+だ。しかもストリーム表示ではなく、グループチャット機能にくっつけてしまったのが面白い。
Hangout Pad for Google+をインストールした状態でグループチャットを行うと、Code Shareというボタンが追加される(この時点ですごい)。それをクリックすると、Codr.ccのURLを取得してグループチャット画面上でコラボレーションできてしまうのだ。Web APIもない状態でよくやる…そう感心してしまうソフトウェアだ。
MOONGIFTはこう見る
Hangout Pad for Google+を開発したのは以前Facebook Friend Exporterを開発したMohamed Mansour氏だ。件のサービスはとても注目を集めたが、Facebookによって塞がれてしまったという経緯がある。次に開発した今回のソフトウェアもまた、とても面白い。
HTML5がまだ実用ではなく、様々な実験段階にあるのと同様に、Google+もまたクローズドベータでありプログラマーにとっての実験場になっている。ここで面白いソフトウェアを作れば一気に注目を集められる。Web APIがない段階だからこそ、トライできるものもあるはずだ。
via New Google+ Extension Adds Real-Time Code Collaboration to Hangouts | TechCrunch