MozShotはRubyでGeckoエンジンによるWebサイトのサムネイル画像を保存するソフトウェア。

MozShotはRuby製のオープンソース・ソフトウェア。WebサイトのURLを指定してスクリーンショットを撮影するサービスはニーズが多い。やはり単なるタイトルやURLといったテキストの羅列に比べて、サムネイルが表示されることによるインパクトの大きさがある。


MOONGIFT

一般的な手法としては、Webブラウザをリモートで操作してその画面を画像として保存する方法をとる。レンダリングをGeckoエンジンで行うならばMozShotを使うのが良いだろう。

MozShotはLinuxでXサーバを使い、gtkmozembedを使ってWebサイトをレンダリングし、そのキャプチャを画像として保存する。デモのCGIインタフェースも用意されており、Apache + mod_ssiを使って三パターンのスクリーンショットを確認できる。


Yahoo! Japan

デモでは256/128/64の三種類だが、自分でカスタマイズすることももちろん可能だ。社内に配置しておけば、LAN内でも利用できる。顧客への提案資料を作る時やヘルプを作る際にも活躍することだろう。Javaアプレットや描画までに時間のかかるFlashなどは調整が必要だが、活用できる場面の多いソフトウェアだ。

MOONGIFTはこう見る

Xサーバを立てて、コンソールからブラウザを立ち上げてスクリーンショットを撮る、というのはできないことではない。だがこういったリモート操作では予期せぬ問題も起こりがちだ(ハングしたり、レンダリングまでに数秒間置いたりなど)。そうしたノウハウを手に入れるのにもMozShotは有効だ。

オンラインサービスとしてスクリーンショット提供サービスは多いが、LAN内のIPに対して使えなかったり、認証を伴う場合に使えないこともあった。自分で立てるならば、Cookieを与えたりして認証も通過できるだろう。クローラーと合わせたりしても面白い使い方が考えられそうだ。

デモ:Mozshot

sugi/mozshot - GitHub