UmlCanvasはCanvasタグを使ってUMLモデルを描画するJavaScriptライブラリ。

UmlCanvasはHTML5/JavaScript製のオープンソース・ソフトウェア。2000年頃にもてはやされたUML。オフショア開発やエンタープライズでの開発では今も使われていると思うが、小規模なプロジェクトまではなかなか普及しなかった。


リレーション

作成するのに専用のツールが必要であったり、システム開発の変更が多くてせっかく作成しても修正が多かったといった問題もあった。だが専用のツールを用いず、誰でも手軽に見られるならばまだ使われる場面はあるのではないだろうか。それをかいま見せるのがUmlCanvasだ。

UmlCanvasはその名の通りUMLをCanvas上に描画するソフトウェアだ。使えるのは主にクラス図で、状態遷移図にも対応している。クラスを定義していけば線は自動的に引かれるが、線がごちゃごちゃしてしまう場合は細かく引き方を指定することもできる。


ノート

図の中にノートを表示したり、線の上に説明文をつけられる。マウスで線やクラスを移動させることもできる。Canvasタグで描画されているので、テキストの中に埋め込んで描画というのにも対応している。UmlCanvas用のコードを自動生成できれば、現状のシステムをクラス図に展開するなんてこともできるだろう。

[s2If current_user_can(access_s2member_level1)]


全て(プレミアム限定)

[/s2If]
[s2If current_user_can(access_s2member_level1)]


埋め込み表示(プレミアム限定)

[/s2If]

MOONGIFTはこう見る

開発規模によるのだろうが、10人程度の開発ではUMLを使うことはほとんどないと思われる。UMLという単語自体、聞かれなくなってしまった感さえある。とは言えシステムを開発する際に下準備として使うのではなく、現状のシステム構成をUMLに展開するというならありではないだろうか。

それによって継承のされ方や、メソッドの配置が分かりリファクタリングを行う際の目安になる。システムは生き物であり、最初にドキュメントを作ってもなかなかその通りにはいかない。だが現状を投影するなら俯瞰的に構成を確認できるようになるだろう。

UmlCanvas - bringing UML diagrams to the web

christophevg/UmlCanvas - GitHub