Masherはイベントや勉強会の場でTwitterのタイムラインを表示するソフトウェア。

MasherはRuby/Sinatra製のフリーウェア(ソースコードは公開されている)。最近は勉強会やセミナーなどで、Twitterを使って実況したり、その場にいない人たちと会話を楽しんだりするケースが増えている。その場合にはイベントごとに特定のハッシュタグを使うのが基本だ。


トップページ

ハッシュタグを追いかけることでイベントの内容を掴んだり、そのイベントに参加している人たちと同じ空気を感じられる。それを勉強会の場にも持ってくるのがMasherだ。

Masherはハッシュタグでタイムラインを検索し、その結果を表示するWebサービスだ。最新のツイートを一番大きく、それ以外のツイート(全部で最大5つ)を小さく下に並べる。ツイートの内容を分析してカラーバーに表示する機能が面白い。


ツイートが並んでいる(分かりづらいが…)

イベントの会場でプロジェクターで表示したり、大型モニタに表示することを目的としている。手を上げて質問がしづらい、という人もTwitter経由で質問を投げかけたり、感想をいったりすることはできるだろう。リアルとTwitterとが密接にくっついて皆で楽しめるソフトウェアだ。

MOONGIFTはこう見る

恐らくこのようなWebサービスは既にあったと思われる。また、タイムラインをハッシュタグで検索して表示するだけならばTwitterの検索画面でも十分だ。だが、Masherを使うとビジュアル効果がいかに効果的か分かってもらえると思う。

大きな文字、ツイート内容に応じたカラーバー、表示がダイナミックに変わっていく様子など、イベントや勉強会で目を引くに違いない(もちろん大事なのはスライドだが)。ただ作るだけでなく、目的に合わせたビジュアル効果が大事なのだと気付かされる面白いソフトウェアだ。

Masher*

satococoa/masher - GitHub