FIREは類似画像検索エンジン。Webベースで動作する。

FIREはWebベースのオープンソース・ソフトウェア。インターネットの検索が徐々に変わり始めている。特に大きな変化はGoogle主体のクローリングベースの検索から、友人を通じたシェアへと広がっていく流れだ。ソーシャルの中から面白い情報を探すというのは誰しもが経験しているだろう。


象に似た画像

画像の検索についても同じだ。画像の周囲のテキストによって検索していたGoogle画像検索から、時代は変わろうとしている。似たような画像検索エンジン、FIREがその一つだ。

FIREのトップページにはランダムに表示される画像が並んでいる。そこから一つを選ぶと、FIREのデータベース内にある類似画像を並べてくれる仕組みだ。各画像にはプラス、マイナスのボタンがついている。特に説明はないが、フィードバックを返す仕組みかもしれない。


設定

さらに任意の画像をアップロードして、それをマッチした画像を探す機能もある。カラーヒストグラムおよびTamura(田村?)ヒストグラムといった情報に基づいて検索を行っているようだ。左右の向きはともかく似たような画像が検出されるのは面白い。類似画像検索の面白さを体験してほしい。

MOONGIFTはこう見る

Googleイメージ検索が出てきた当初は、その検索結果に驚きを感じた。しかしそれが役に立つ場合と、役に立たない場合が出てきている。一つのキーワードで検索した時に殆ど同じような画像(恐らく使い回し)ばかり出てしまって、使い勝手が悪い場合がある。

FIREのような類似画像検索や、FacebookやPicasa、iPhotoで実装されている顔識別検索など画像の検索もまだまだ面白い技術が多い。スマートフォンの隆盛も伴って写真のデータ量は相当に増えているので、それを使った面白いソフトウェアの開発も楽しいことだろう。

Homepage of Thomas Deselaers: FIRE – Flexible Image Retrieval Engine

デモ:FIRE - Flexible Image Retrieval Engine

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