Foafpressは個人やグループのRDFを読み込み、それをプロフィールページとして表現するソフトウェア。

FoafpressはPHP製のオープンソース・ソフトウェア。Webは単なる情報発信、受信を越えてインフラになっている。その中で取り扱われるデータもここ数年で大きく変化している。オンラインにおけるアイデンティティの確立が最近たびたび話題になる。


一例

SNSもそうであるし、マイクロブログもFOAFを配信している。GoogleもGoogle+やソーシャルグラフのような仕組みを整えている。そうしたセマンティックウェブ関連するデータを集約し、一つのWebページに表現するのがFoafpressだ。

FoafpressはRDFを読み込み、そこからさらに外部サイトのデータを集積して表示する。FriendsFeedなどの仕組みに近いが、より厳密な仕組みに則っていると言えそうだ。ホームページやプロフィール、LinkedInやDeliciaus、Last.fm、Identica、Twitter、ブログなどの外部サービスを取り込むことができる。


各種Webサービスからデータを取り込む

さらに友人関係をネットワークとして表示したり、興味のあるキーワードやプロジェクトを一覧する。キーワードについてはWikipediaを通じてその概略を表示する。個人だけではなく、グループに対して使えるのもFoafpressの特徴となっている。

MOONGIFTはこう見る

ライフストリーミングはFriendFeedが盛り上げたが、彼らがFacebookに買収されたときからあまり目立たなくなってしまった。とにかくサービスを追加すればいいと言った雰囲気があり、なかなか次の一手が出なかったのも要因だろう。

個人がRDFやFOAFのような表現を積極的に使っていくことはないと思うが、SNSやブログなどでは発信している(フィードもRDFの一種だ)。こうしたWebサービスを使っていけばオンラインアイデンティティが確立するのを手助けする。Webのインフラとしての進化はそこからはじまるだろう。

Foafpress

haschek/Foafpress - GitHub