マルチプラットフォームで使えるAmazon Cloud Driveフロントエンド「QT Cloud Drive」
QT Cloud DriveはQtで作られたAmazon Cloud Driveフロントエンド。
QT Cloud DriveはWindows/Mac OSX/Linux用のオープンソース・ソフトウェア。Amazonがクラウド型ストレージサービス、Amazon Cloud Driveを発表した。これはS3と似ているが、5GBまでは無料で使える。さらにAmazonのMP3販売システムとも直結しているのが利点だ。
MP3アルバムを購入すれば20GBまで増えるが、何もせずとも5GBまでは無料だ。そんなクラウドストレージを活用するフロントエンドがQT Cloud Driveだ。
QT Cloud DriveはQtを使ったAmazon Cloud Driveフロントエンドだ。専用のファイル管理となっており、立ち上げるとまずはAmazonの認証が表示される。認証を通るとフォルダの一覧が出る。新しいフォルダを作ることも可能だ。そしてファイルのアップロードはドラッグアンドドロップでできる。
あまり見栄えがいいとは言いがたい。あくまでもシンプルなフロントエンドと考えるべきだろう。今のところAmazon Cloud Driveにデスクトップから簡単にアクセスできるクライアントソフトウェアはないので、WebベースよりはQT Cloud Driveを使ってアクセスする方が便利なのは確かだ。
MOONGIFTはこう見る
Amazon Cloud DriveはおそらくS3のサブセット的な位置づけと思われる。であればS3同様のクライアントアプリケーションやWeb APIが登場するのは時間の問題だろう。その第一弾としてQT Cloud Driveを見るのが良さそうだ。作りはシンプルだが最低限の機能はある。
クラウドストレージは多様に存在する。容量や機能に多少の違いはあれど、大事なのは速度とデータの安全性だ。個人的にはDropboxのバージョン管理機能が気に入っているが、無料時の容量重視という場合にはAmazon Cloud Driveは良い選択肢になりそうだ。