ゲームでも使えそうなJavaScriptで作られた物理エンジン「box2dweb」
box2dwebはJavaScriptで作られた物理エンジンライブラリ。Box2DFlashをJavaScriptへポートしたソフトウェア。
box2dwebはJavaScript製のオープンソース・ソフトウェア。ゲームを作る際に欠かせない要素が物理エンジンだ。オブジェクトの落下や重力の作用、オブジェクト同士の作用反作用、慣性の法則など様々な要素がそこには絡んでくる。スーパーマリオも物理エンジンあってこそのゲームだ。
最近であればAngry Birdsも物理エンジンを用いた処理によってあの動きが実現する。Webブラウザで動作するゲームを作る時に採用を考えたいのがbox2dwebだ。
box2dwebはBox2DFlashというFlash製の物理エンジンをJavaScriptに移行させたソフトウェアだ。デモでは多数の四角または丸のオブジェクトが落下し、それぞれが作用しながら動き回るようになっている。そしてオブジェクトをマウスでつかんで投げることも可能だ。
既にBox2dJsというプロジェクトもあるのだが、そちらはアップデートされていないという。またbox2dwebは一つのファイルで作られているので使うのが簡単だ。JavaScriptで動くということはiPhoneやiPadでも使えるということだ。多数のデバイスで動く、JavaScriptのアクションゲームを作る際にはぜひ使ってみよう。
MOONGIFTはこう見る
ゲームと一言で言っても実にジャンルは多い。全てを可能にするフレームワークはないが、個々のゲームジャンルにおいては特化したライブラリが揃いつつある。最近ではJavaScriptを使ったライブラリが多いので、WebブラウザはもとよりTitaniumを経由してiOSやAndroidアプリにも組み込めるようになっている。
もしインターネットのサービスで注目を集めようと思うならば、今はゲームが最もお勧めだ。もちろん一筋縄ではいかないだろうが、アイディア次第で一気に広まる可能性を秘めている。そのアイディアが思いつく時まで、周辺ライブラリのチェックは欠かさないことだ。
box2dweb - Box2DFlash port to javascript - Google Project Hosting