iTunerはWindows版iTunesのフロントエンド。小さなウィンドウながら便利な機能が多数ある。

iTunerはWindows用のオープンソース・ソフトウェア。iOSが流行っていることもあって、iTunesは音楽管理ソフトウェアの最大級のシェアを誇るようになっている。CDからは簡単にリッピングでき、iPhone/iPodに簡単に同期でき、さらにiTunes Storeで購入できると何でも対応できるソフトウェアになっている。


ウィンドウ

しかしiTunesにも問題はある。最大の問題はアプリケーションが肥大化し、動作が緩慢になっていることだ。音楽を聴きたいだけにあの巨大なアプリケーションを操作したくない、そう思う人はiTunerを使ってみよう。

iTunerはミニマムなiTunesフロントエンドだ。iTunesは別途立ち上げておく必要があるが、実際の操作はしないので最小化しておける。iTunerはタスクトレイに常駐しており、そこから呼び出したりショートカットキーで呼び出せる。


タスクトレイ

再生、停止、次の曲への切り替えができる。さらにレーティングやシャッフルも可能だ。現在流れている曲に関する通知機能もある。プレイリストをエクスポートしたり音楽をコンバートする機能もある。重複したり、存在しない曲を削除する機能も便利だ。

MOONGIFTはこう見る

どのようなソフトウェアであっても開発が継続する中で肥大化する傾向がある。開発した当時はミニマムな機能しか備えていなかったとしても様々な要望、状況の変化によって機能が追加されていく。その結果、当初のコンセプトと違う、ありきたりなソフトウェアに仕上がっていく。

乗り越えるための方法の一つがAPIの公開になるだろう。それによってシンプルが好きな人にはシンプルなUI、一部の機能だけに特化したソフトウェアが作られていく。全てのニーズに応えるのは無理と認識し、外部の開発者に楽しさを感じてもらうべきだ。

iTuner - The iTunes Companion