Google Apps Shell InterfaceはGoogle AppsのAPIをコールするフロントエンド。

Google Apps Shell InterfaceはMac OSX用のオープンソース・ソフトウェア。日本の企業はSaaSには向かない保守的なところが多いように見えるが、それでもコストの問題もあって徐々にオンラインサービスの活用が行われている。知り合いの会社でもGoogle Appsを使う所が増えてきた。


使えるのはGoogle Appsのビジネス向けのみ

1ユーザ年間6000円でGmailの企業版をはじめGoogleドキュメントやGoogleビデオ、Googleカレンダー等様々なクラウドサービスが利用できるようになる。そんなGoogle Appsを企業で導入している際の管理者に贈りたいのがGoogle Apps Shell Interfaceだ。

Google Apps Shell InterfaceはGoogle Appsのビジネス向けにおいて公開されているAPIを利用できるようになる。スクリプトを組んだりしないで使えるのが便利だ。主にメールの設定(フィルターやラベルの作成、エイリアスの作成、IMAPアクセスの設定など)、Googleグループの設定、ユーザ設定が行える。

コマンドはGoogle Apps Shell InterfaceのWikiを見れば一通り書いてある。まずは認証を行い、その後は書いてあるコマンドを自分の環境に合わせて変更して実行するだけだ。Google Appsの管理画面を見ずに設定できるのが便利だ。普段の操作に慣れた管理者にお勧めだ。

MOONGIFTはこう見る

Google Apps Shell Interfaceは言わばGoogle Appsのコマンド版フロントエンドだ。Webブラウザからグラフィカルに設定できるのがGoogle Appsのウリかも知れないが、操作に慣れてくるとマウス操作は面倒になってくるかも知れない。そのような場合にGoogle Apps Shell Interfaceを使うのだろう。

データベースの操作に慣れていないとGUIフロントエンドに頼るが、慣れるとSQLで直接問い合わせたり、サーバ操作にターミナルを使うようなものだ。普段行っているなGUIによる管理操作も、APIが提供されているならば自動操作してしまう方がお勧めだ。

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