GelsheetはFeng Officeから派生したWebベースの表計算ソフトウェア。

GelsheetはPHP製のオープンソース・ソフトウェア。時代はWebアプリケーションにある。それを力強く牽引しているのはGoogleだろう。そしてそれにつられて他社も動き始めている。例えばマイクロソフトがそうだ。主戦場を侵されている中、彼らも動いている。


文字装飾可能

それがWebベースのオフィススイートだ。Googleドキュメントに対抗するプロジェクトがOffice Web Appsだ。そんな状況を指をくわえて見ていられるはずがない。オープンソースで表計算ソフトウェアを実現するプロジェクトがGelsheetだ。

GelsheetはオープンソースのグループウェアであるFeng Officeの1プロジェクトだ。WP CalcというWordPressプラグインとしても動作する。単独でも動作するのがGelsheetになる。矢印キーによるフォーカスの移動、入力、他のセルの参照した計算などこなせるようになっている。


計算式

さらに計算式も組み込まれており、セルの文字装飾もできるようになっている。できないことはグラフの作成になるだろう。データはPDFやExcel、ODSフォーマットで出力ができる。他のWebサービスと連携したり、色々な使い道が考えられるだろう。

[s2If current_user_can(access_s2member_level1)]


値の参照も可能(プレミアム限定)

[/s2If]

MOONGIFTはこう見る

注意点としてはGelsheetがAGPLで公開されているということだろう。従ってWebベースであってもGelsheetを改変した場合はソースコードを公開しなければならない。組み入れた場合は全体を公開する必要があると思われるので、Gelsheetを独立させた形でシステム連携とする必要がある。

Gelsheetはビジネスにおいて特に使い道がありそうだ。Excelなどの表計算ソフトウェアの機能をフルに使っているケースはあまり多くない。むしろWebベースでJavaScriptによる拡張などができる方が便利そうだ。データ入力のフロントエンドとしても面白そうだ。

デモ:OpenGoo Gel SpreadSheet

Gelsheet: The opensource web spreadsheet