非開発者に便利。WebベースのSubversionブラウザ「WebSVN」
WebSVNはWebブラウザベースのSubversionリポジトリブラウザ。
WebSVNはWebベース、PHP製のオープンソース・ソフトウェア。個人においてはGitやMercurialといった分散リポジトリが流行だが、企業においてはまだまだSubversionを利用することが多い。既にある資産をそのまま活かせるし、再度習得し直すコストは決して小さくない。
ツリー表示
Subversionでは主にGUIのクライアントツールを利用することが多いが、それはどちらかと言えば普段の開発業務においてだろう。プロジェクトマネージャなどはローカルアプリケーションよりもWebベースのが使い勝手が良いはずだ。そこで使えるのがWebSVNだ。
WebSVNはWebベースのリポジトリブラウザで、Subversionで管理されているリポジトリをグラフィカルに確認することができる。日本語ローカライズもされている。ツリーベースでファイル構成を確認したり、ファイルの内容を閲覧することができる。
ログ
さらにリビジョン間における差分を閲覧することもできる。グラフィカルに表示されるのでとても分かりやすい。そしてログ機能で一連の変更履歴を確認できるようになっている。社内での利用はもちろん、オープンソースのプロジェクトにおいても有益なソフトウェアだ。
[s2If current_user_can(access_s2member_level1)]
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MOONGIFTはこう見る
SubversionはApacheモジュールを入れていないと独自のプロトコルでアクセスしないといけないため、クライアントソフトウェアがないと使い勝手が悪い。そのためプロジェクトマネージャなどはインストールせず、結果としてシステムがブラックボックス化してしまう。
WebSVNのようなツールを使うと、コードへのアクセスはせずとも状況が把握できるようになる。その結果として早めの方針転換や、プロジェクトの進捗を把握できるようになる。コードを編集しない、閲覧だけという人にとっては便利なソフトウェアだろう。