Rumpetrollは空間を自由にさまよいつつチャットするソフトウェア。HTML5/WebSocket製。

RumpetrollはRuby/HTML5製のフリーウェア(ソースコードは公開されている)。インターネットを使うときは基本的に一人で行う場合が多い。そのため一人だと寂しいと感じてしまう。だからチャットやフォーラムと言った双方向性のコミュニティに人気が集まる。


メイン画面

文字チャットであるIRCや、画像や動画を貼付けられるWebチャット、さらに3Dアバターを使ったオンラインゲームやセカンドライフ的なものまで実に多種多様だ。しかしこんなチャットは見たことがなかった。なにせ格好があまりに…なのだ。

RumpetrollはRuby/EventMachineをバックエンドにして、HTML5/WebSocketによってWebブラウザ上でチャットをするソフトウェアだ。テキストのみ使えるが、広大な空間の中を自由に動き回りつつチャットができる。日本語も利用できる。


チャットできる

アバターの形についてはあえて語るまいが、どうみてもオタマジャクシだ(Rumpetrollはノルウェー語でオタマジャクシのこと)。さらに言えばアルビノなオタマジャクシだろう。動くときの尻尾(?)が左右にふれるのが面白い。10人くらい同時に繋いでいると描画が重たくなるので、とても数億は同時に接続できないだろう。なぜこの色なのかは敢えて問うまいが、シュールで面白いソフトウェアだ。

MOONGIFTはこう見る

Twitterと接続するとユーザ名は変わるが、大抵ゲストとして接続している。そして全員が同じアバターでいると、話しかけてはじめてどこの国の人か分かる。それは面白い感覚だ。テキストだけの寂しい感じとは異なり、意外と会話が弾むのが面白い(筆者がいた時はブラジル人のPHPエンジニアと話していた)。

たくさんのユーザが同時につながり、会話がばらばらと繰り広げられているのは面白い。コミュニティは人数が集まらないと成り立たないが、人数がいたとしてもきっかけがないと発展は難しい。不特定多数が会話を楽しめる空間を作れることが大事なのだろう。

Rumpetroll! — It’s norwegian, but probably not what you think

danielmahal/Rumpetroll - GitHub