wfrogは天候情報を記録する機器と連携する天気情報ビジュアル化ソフトウェア。

wfrogはPython製のオープンソース・ソフトウェア。インターネットのサービスに触れれば触れるほど、逆にリアルを感じられるサービスに人気が集まる。例えば地図、ストリートビュー、乗り換え案内、写真共有サイトなどだ。どれも生活やリアルに関連するものだ。


Webブラウザで閲覧する

リアルと関連するサービスの一つが天気だ。天気は皆が生活する上で欠かせない情報で、テレビ、ラジオ、新聞といった旧来メディアでも人気が高い。ネット上でも天気情報を配信するサービスは多数あるが、wfrogは自分だけの天気情報システムを構築できるソフトウェアだ。

wfrogはWS1080のような天気情報を記録する機器と接続し、その結果をWebベースで閲覧できるようにするソフトウェアだ。気温や湿度、気圧などのデータが数値で表示される。これらは記録され、折れ線グラフやレーダーチャートでグラフィカルに表示される。グラフは直近3時間、24時間、30日、1年といった単位で表示可能だ。


公式サイトより

天気予報をする訳ではないので、単純に刻々と記録を取り続けるようになっている。そうした記録が季節を知る上で役に立ったり、去年との比較で役立つことだろう。継続して常時立ち上げておくと、面白いデータが取れるようになるかも知れない。

MOONGIFTはこう見る

wfrogはWindowsにも対応しており、対話型で場所や単位の設定を行っていくとWebサーバが立ち上がる仕組みになっている。こうした機器はWESTEPというプロトコルを使っているらしい。そのプロトコルに対応し、データをビジュアル化するのがwfrogになる。

データを蓄積し、機器内で閲覧したりCSV出力してExcelで加工してというのが一般であろう。だがWebベースで見られれば複数人でいつでもデータの確認が出来るようになる。ニッチな市場とあって、ひときわ輝くオープンソース・ソフトウェアだ。

wfrog - Project Hosting on Google Code