GMap.NETはGoogleマップやBingといった地図ソースに対応し、マーカーや静的出力も行う地図ライブラリ。

GMap.NETはWindows/Linux(恐らくMac OSXも)用のオープンソース・ソフトウェア。地図を扱うソフトウェアは人気がある。日々の運動記録や旅行の過程をGPSで記録しておき、後で見返すととても面白い。GPSのログ(GPXファイル)そのままはXMLでよくわからないので、マッピングするソフトウェアが必要だ。


GPXファイルとマーカー

多様のソフトウェアがあるが、オリジナルで組み込んでみたいと思うならばGMap.NETを使ってみるといいだろう。GMap.NETは地図操作に関する多様な機能を提供してくれる.NETライブラリだ。

GMap.NETはライブラリではあるがデモアプリも提供されている。GPXファイルを読み込んで地図上に表示できる。地図はGoogleマップの他、OpenStreetMap、Yahoo!、Bingなどのソースから選べるようになっている。さらに位置情報や地名で検索して移動できる。


マーカーで囲んだ所

二点間の移動ルートを計算したり、マーカーを追加して囲むといった処理も可能だ。さらに指定した範囲を静的な画像として保存する機能もある(ズームは指定なので別途データを取得して保存している)。その他キャッシュ機能やエクスポート等、地図を扱うソフトウェアを開発するなら見逃せないライブラリだ。.NETで開発されており、monoも考慮されている。

MOONGIFTはこう見る

スマートフォンの登場によってGPSへの注目が高まっている。気軽にロギングできるようになっているので、データは十分に蓄積されていることだろう。後はそのデータをいかに見せるかだ。その見せ方において地図を使うならばGMap.NETが活躍するだろう。

地図ソフトウェアを丸ごと作ろうと思うとデザイン面を含めてやらねばならないことが多数ある。だがライブラリであればAPIを考えるだけで良い(これもまた大変だが)。GMap.NETを使って面白いソフトウェアが作られたとすれば、それはとてもハッピーなことだろう。

GMap.NET - Great Maps for Windows Forms & Presentation