Repos StyleはSubversionのHTTP表示画面をXSLTを使ってグラフィカルにする。

Repos StyleはCSS/XSLTのオープンソース・ソフトウェア。Subversionは通常、独自のプロトコルを使って動作する。通常の運用であればそれでも良いが、インターネット上に配置したり利便性を高める上でHTTPで公開したいと思うはずだ。それを可能にするのがApacheのSubversionモジュールだ。


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これを使えばHTTPでもSubversionリポジトリにアクセスできる。クライアントアプリケーションからでは十分だが、Webブラウザからアクセスした時の表示は決して奇麗ではない。Directory Index並みだ。そこで使ってみたいのがRepos Styleだ。

Repos StyleはXSLTで作られたソフトウェアだ。そしてApacheの設定で、Subversionにアクセスした時にRepos Styleを利用するように設定する。そうすると一覧の並びはもちろん、ファイルやフォルダのアイコンがつき、とても見やすい表示になる。

最大のメリットとしてはリポジトリにアクセスしているURLそのままが使えるということだ。特別なビューワーを介する必要もない。リポジトリにHTTPアクセスできるようにしたもののそのまま放置してしまっている、という方は設定してみるといいだろう。

MOONGIFTはこう見る

XSLTとは懐かしい技術だ。XMLと組み合わせてWebサイトの表示を組み替えるのに使われていたが、XML自体がシステムで使われる需要ばかりになってしまったのであまり見かけなくなっている。見かけるとすればFeedburnerのフィード表示画面くらいだろうか。

いずれにせよ、Webサイトの見た目を組み替えるという意味ではGreasemonkey等に近い技術で、HTMLのみならずJSONのようなフォーマットに変換することもできる。PHPなどの言語にもXSLTライブラリがある。知っておくと意外な使い道も考えられそうな技術だ。

Repos Style - Subversion index XSLT + css + icons