KeyDownはMarkdown記法を使ってテキストファイルからHTML5のプレゼンテーションを生成する。

KeyDownはRuby製のオープンソース・ソフトウェア。個人のエンジニア、デザイナーが集まる勉強会ではあまり凝ったプレゼンを見る事が少ない。むしろHTMLやKeyNoteなどを使ってカジュアルに作られる方が多いのではないだろうか。


スライド

テキストファイルで作成したプレゼンテーションは検索も容易でWebとの親和性も高い。配布して見てもらうのに特別なソフトウェアも無用と言う事なしだ。とは言え作成にHTMLを使ったりしたくない、という人はKeyDownを使ってみよう。

KeyDownはプレゼンテーションファイルの記法にMarkdownを使えるソフトウェアだ。keydownコマンドを使って(オプションはgenerate)プレゼンテーションのベースを作成する。!SLIDEというのがスライドの区切りになるが、他はシンプルにテキストファイルとして編集できる。


コマンドでHTMLファイルを生成

作成が終わったらkeydown(オプションはslides)コマンドでMarkdownファイルをHTMLに変換する。生成されるファイルはHTML5で作成されており、各スライドごとに矢印キーで移動しながら閲覧する。ページ番号の表示/非表示や左右のスライドを小さく表示すると言ったオプションがあり面白い。

コードのハイライトも可能となっており、まさにエンジニアやデザイナー向けのプレゼンテーションツールと言えるだろう。何よるテキストファイルでさくさく作れるのが魅力だ。

[s2If current_user_can(access_s2member_level1)]


左右の大きさを変える事も(プレミアム限定)

[/s2If]

MOONGIFTはこう見る

プレゼンテーションは相手の注目を集め、自分たちが主張したい内容を適切に伝えるのが目的だ。そのためには無用なアクションやアニメーションは無用な場合が多い。むしろ説明時には分からなくとも印刷版を見れば分かるよう、紙ベースでも内容が把握できる必要がある。

逆にテキストファイルで作成するとグラフや数字等、文字情報以上に相手に伝わる情報が疎かになる場合がある。あまり過度にテキストに頼るのも良くないが、ドラフトをテキストベースで作成して後からグラフを付け加えるくらいがちょうどいいのではないだろうか。

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