アジャイル開発のスプリント管理を楽しく。node.js/WebSocketによるタスクボード「scrumblr」
scrumblrはスクラム開発のタスクボードをnode.jsで実現するソフトウェア。
scrumblrはnode.js/JavaScript製のオープンソース・ソフトウェア。アジャイル開発手法の一つであるスクラム開発。スプリントと呼ばれる日程単位の中で決められた機能を作り込み、テストし、最終的に製品に組み込む所まで繰り返し行っていく。
並べた所
やるべき作業と、それが完了するまでのステップを適切に管理する必要があるのだが、その時に使われるのがタスクボードだ。通常、ホワイトボードやコルクボードを使って管理されるが、今回はデジタルで管理するscrumblrを紹介しよう。
scrumblrはnode.jsを使い、WebSocketを使って構築されている。そのため反映がリアルタイムに行われるのが特徴だ。機能としてはボードを垂直に分断する機能(幾つでも可能)、付箋紙を貼付ける機能と動かす機能となっている。
[s2If current_user_can(access_s2member_level1)]
[/s2If]
付箋紙の色は八色の中から選べるようになっている。そしてタスクの内容を書き、縦に分けたステータスの中の該当するものに貼付けていく。完了したら次のステップに移動だ。こうした過程をみんなで共有することによって開発ステータスを共有できるようになる。
MOONGIFTはこう見る
プロジェクト管理の肝はビジュアル化にあると思っている。開発者はコードを書くのに慣れているが、それをうまくアウトプットする、アピールするのが上手でない人が多い。そうした点をプロジェクトマネージャが補佐していたが、アジャイルでは開発者も楽しんでビジュアル化できる仕組みが用意されている。
開発プロセスのビジュアル化であるタスクボードはまさにその一つで、付箋紙をはったり移動させる楽しさがある。デジタルでは一覧表や項目の設定を変更する方が簡単だがscrumblrでは敢えてドラッグアンドドロップによるアナログさを残している。そこが逆に技術者を引きつける要素になっているだろう。