CPAN::shellよ、さようなら。そして新たなPerlライブラリインストーラー「cpanminus」
cpanminusはCPAN::shellに変わるPerlのライブラリ管理システム。
cpanminusはPerl製のオープンソース・ソフトウェア。MOONGIFTではスクリプト言語の中では圧倒的にPerl製のソフトウェアを紹介することが少なかった。要因の一つにとにかくCPANを使ったインストールが面倒くさいというのがあった。
どんどんインストールされていく
起動しようとしてエラー、CPANでインストールして再実行、またエラー…そして最後の最後でCPANモジュールが依存できない。そんなことを繰り返しているとストレスで自然と避けてしまうというものだ。だが今後は違う、cpanminusを使えば良いのだ。
cpanminusはCPAN::shellに変わるCPANライブラリ管理システムだ。CPAN::shellの欠点として、依存するモジュールがある時に都度y(とは限らないが)で答えないといけない、ルート権限必須といった問題があった。これがPerlエンジニアでないと非常に疲れる操作だった。
ヘルプ
cpanminusの場合、コマンド一つで依存するモジュールを一気にインストールしてくれる。素晴らしい、とても素晴らしい。しかもルート権限がなくともユーザ権限においてインストールも可能だ。多彩なモジュール指定が可能で、オプションも多い。CPAN::shellから乗り換え、cpanminusを利用していくべきだろう。
MOONGIFTはこう見る
Perl開発者の中ではもはや常識になっているかも知れないが、今更ながらcpanminusに出会った。これまでCPAN::shellで感じていた煩わしさが一切ない。コマンド一つで全てのモジュールが揃っていくのはRailsのGemfileのようで気持ちがいい。
各言語向けにライブラリ管理システムが当たり前になっている現在、他の言語についても同様の仕組みが必要だろう(RubyGemsは既にできているが)。特に外部のライブラリを活用していく傾向の強いPerlではcpanminusの存在は必須と言えるだろう。