JSON DNSはDNS情報をWeb API化し、JSON/JSONPフォーマットで取得できるソフトウェア。

JSON DNSはRuby/Sinatra製のオープンソース・ソフトウェア。ITエンジニアやプロデューサなどをやっていると、ドメインに関する情報を調べる機会が多々ある。whoisで調べることもできるが、Webサービスとして提供している所も多い。


サンプル

ドメイン有効期限などはもちろん、ネームサーバやAレコードに関する設定を調べたい時もあるだろう。そしてそれをWebサービスとして提供するならば使ってみたいのがJSON DNSだ。一風変わったDNSサービスだ。

JSON DNSはその名の通り、DNS情報をJSONフォーマットに変換して取得できるソフトウェアだ。Web APIとして使ってみると面白いだろう。A/MXレコードに対応し、ネームサーバの取得もできるようになっている。アクセスするURLにドメイン名を入れるだけで良い。


JSONPも可

結果はJSONフォーマットの他、JSONPにも対応している。タイプ、クラス、TTL、ドメイン名、IPアドレスなどを一覧で取得できる。専用のライブラリを使って構築することもできるだろうが、JSON DNSを使えば別サーバ化し、Ajaxで使ったりWeb API化できるのが魅力だ。

MOONGIFTはこう見る

DNS情報を取得するとなるとコマンドラインから行うか、専用のサービスを使うのが一般的だった。だがJSON DNSを使えば自分でサーバを立てて、運用を分離できる。JSON DNS自体はマニアックなシステムだが、同じような考え方は他でも使えるだろう。

サービス間の切れ目をうまく設定できれば処理を並列化したり、システムの肥大化を抑えられるようになる。サーバがクラウド化し、台数にこだわらなくなっている現在JSON DNSのようなシステム分離法は十分考えられる方法だ。

jsondns(デモ)

jpf/jsondns - GitHub