Whazzupはフィードのエントリーを評価し、フィルタリングすることで徐々に興味のある話題が上位にあがってくるフィードリーダー。

WhazzupはPython/web.py製のオープンソース・ソフトウェア。先日MOONGIFTニュースというサイトをリリースした。ITニュースフィードをアグリゲートし、その中からIT系ではないエントリーをフィルタリングして再配信するというサービスだ。それくらいフィードにはノイズが乗りやすい。


順番に評価していく

この時フィルタリングにはベイジアンフィルタを用いている。学習効果によってフィルタリング精度は徐々に高まっていく技術だ。同様にベイジアンフィルタとフィードを組み合わせたソフトウェアがWhazzupだ。

Whazzupはフィードを登録し、その内容によってプラス、またはマイナスの判定を行う。その判定はベイジアンフィルタとして蓄積され、Whazzupのその後の判定に使われていく。これを繰り返す事によって自動的に興味のある記事が上に上がってくるようになるだろう。


しばらくすると自動でソートする

英語版のソフトウェアなので日本語のフィルタリングにはそのままでは利用できない。単語を区切る形態素解析を組み合わせる必要があるだろう。だがコンセプトは筆者が目的としているものに似ていて面白い。膨大な情報が溢れるネット上だからこそ、このようなフィルタリング技術が活きてくるのだ。

MOONGIFTはこう見る

各Webサイトの情報を素早く集められるフィードは熱狂的に迎えられたにも関わらず今ひとつ流行っていない。少ない利用者人口の中で、無理に活用しようとした結果が広告であったりノイズの多いフィードになってしまっているのが現状だ。

本来、ノイズが多いWebサイトとは異なりスマートに情報を配信するための機能だったはずなのだが、今やフィードさえもノイズだらけだ。それだけにWhazzupのようなフィルタリング技術が必要になってくるのだろう。

whazzup - Project Hosting on Google Code