サイトの多言語化に。Google翻訳をRubyから利用する「Easy Translate」
Easy TranslateはGoogle翻訳を簡単に扱うためのRubyライブラリ。
Easy TranslateはRuby製のオープンソース・ソフトウェア。まだまだ精度は低いが、それでも英語や他の言語で書かれた文章を大枠で把握する際にGoogle翻訳は便利だ。ユーザ自身がブックマークレットを使う場合もあるが、サイト側でクリック一つで翻訳結果を表示している時もある。
翻訳できた!
しかしいずれの場合においてもJavaScriptでの翻訳表示ではWeb検索では情報がヒットしないという問題がある。そこで使えるのがサーバサイドでの機械翻訳システムだ。Easy TranslateはGoogle翻訳を使って翻訳を行うライブラリだ。
Easy TranslateはRubyGemsでインストールできるソフトウェアで、文字列を引数に、翻訳したい言語を与えて翻訳結果を取得できるライブラリだ。精度はWeb上で実行した場合と変わらないが、それでも簡易的に多言語化したい時に使えるだろう。
一回で複数の言語にも
翻訳は複数の言語に対して一括で実行できる。さらにHTMLがあった場合にそのタグを残しつつ翻訳することも可能だ。他にも文字列の言語を判定する機能もある。Webサイトを別な言語にローカライズして表示したい時に便利なソフトウェアだ。
[s2If current_user_can(access_s2member_level1)]
HTMLタグを残すこともできる(プレミアム限定)
[/s2If]
MOONGIFTはこう見る
Google翻訳は機械的翻訳であるため精度はとても低い。とは言え、だいたいの内容を把握する上では役立てている人もいるだろう。逆に英語圏の人であっても日本語コンテンツを探し、読んでいる人は少なくない。そうした人たちが情報をWeb検索する上で役立つはずだ。
機械的な翻訳では精度は決して高くはない。だがないよりはマシと考えるべきだろう。日本語コンテンツを海外に向けて発信するでの基礎として使ってみると面白そうだ。