WindowsのコマンドプロンプトでもANSIカラーを使いたい「wac」
[s2If current_user_can(access_s2member_level1)]
wacはWindows 2000以上のWindowsのコマンドプロンプトでANSIカラーによる出力をサポートする。
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wacはWindows用のフリーウェア(ソースコードは公開されており、ライセンスはDO WHAT THE FUCK YOU WANT TO PUBLIC LICENSE)。LinuxやMac OSXで使われるターミナルは基本的に文字色、背景色の二色になっている。落ち着いた色合いで作業に没頭できるメリットはあるものの、単なるログもウォーニングも一緒の色ではエラーなどに気付きづらい欠点もある。
確かに色がついている
そこで使われるのがANSIカラーで、デフォルトの黒の他にも全8色から選ぶことができる。さらに太字や背景色を変更して表示することも可能だ。こうしたカラフルなターミナルの出力をWindowsのコマンドプロンプトでも使えるようにするのがwacだ。
WindowsのコマンドプロンプトではそのままではANSIエスケープシーケンスに対応していないため、カラー表示ができないようだ(誤解があったらご指摘いただきたい)。可能にするansi.sysを使う方法があるが、ちょっと怖い気もする。
batファイルの内容
wacはコマンドプロンプトの出力をそのまま渡してやることで一時的にANSIエスケープシーケンスを使えるようにする。そのため普段の出力ではそのままだ。色はもちろん、太字などの装飾にも対応しているのでカラフルな出力で分かりやすい表示が実現できるはずだ。
MOONGIFTはこう見る
Windows 98などの時代ではMS DOSがANSIエスケープシーケンスに対応していたのでカラー表示も可能だったようだ。Windows 2000以降のコマンドプロンプトはあくまでも互換であり対応がされていないらしい。その不都合を乗り越えるためのソフトウェアがwacになる。
パイプで繋いでいるだけなので、使っていない場合は普通に表示されて終わるだけだ。エラーが出た時やシステム上注意しなければならない時に積極的に使っていくべきソフトウェアだろう。