OSの壁を越えてアプリケーションを操作する「Window Switch」
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Window SwitchはVNCなどを使ったアプリケーション共有ソフトウェア。
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Window SwitchはWindows/Mac OSX/Linux用のオープンソース・ソフトウェア。各OSで全てのソフトウェアが動作する訳ではない。商用パッケージはLinuxは非常に弱いし、ゲーム分野はMac OSXは弱い。WindowsにもMac OSX/Linuxにあって歯がゆい思いをするソフトウェアがあるはずだ。
接続設定
OSの壁はどうしても乗り越えることができない。そのために複数のOSを使い分けたり、QtやJavaのようにマルチプラットフォームでの動作を目指したりする。そんな中、新しい解を見せたのがWindow Switchだ。VNCなどをうまく使ってアプリケーションを別な環境でも動作させる。
Window Switchは各OSにインストールする必要がある。そしてクライアントからサーバに接続して利用する。サーバからはクライアントに対してアプリケーションを送信すると、クライアント側にアプリケーションが移動して実行できるようになる(クライアントとサーバが逆かも知れないが)。
メニュー
VNCやNX、xpra、SSHといったプロトコルに対応している。なおアプリケーションの実体はサーバ側にある。だがサーバ側にアプリケーションは表示されていないので、まるでアプリケーションが移動したかのようだ。他にもメッセージを送信することもできる。各OSを使い分けてみる人にとって便利なソフトウェアになるだろう。
MOONGIFTはこう見る
OSの壁を越えるのにVNCなどを使ったのがユニークだ。擬似的ではあるものの、見た目にはアプリケーションが移動したように見える。即時性が求められるゲームなどは難しいかも知れないが、オフィス系や画像編集などは十分ではないだろうか。
VNCを使うとサーバ側に入って作業している気がするが、Window Switchの場合はサーバのソフトウェアを手元に移動して使っているイメージになる。複数の環境を使っている人はぜひチェックしてほしい。