Androidで拡張現実を実現するツールキット「AndAR」
AndARはAndroidでマーカーベースのARを実装するためのツールキット。
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AndARはAndroid用Java製のオープンソース・ソフトウェア。AR(拡張現実)は幾つかの実現方法が存在する。一つは位置情報や電子コンパスを使ったもので、セカイカメラが有名だ。もう一つはマークを使った手法になる。
表示例(プロジェクトサイトより)
マークを使った方法は専用のマーカーを用意する必要があるものの、位置情報を必要としないので屋内施設や地下でも使えるという利点がある。そして今の所カメラを使ったものが多いのだが、AndARはAndroidでARを実現するアプリになる。
AndARはマーカーをカメラを使って映し出すことでアプリを使って認識し、それに合わせたオブジェクトをカメラの映像に合わせて映し出す。AndARはそのための仕組みを提供するものであって、そのまま使えるものではない。自分でARアプリを作るときの基盤にはなるだろう。
動作中の画面。簡単なオブジェクトならすぐに認識する
Android OSとしては1.5以降から使えるようなので、幅広いOSのバージョンに対応したARアプリが開発できるだろう。Androidであればスマートフォンに限らずタブレットなどでの利用も考えられるはずだ。
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拡張現実については実際の利用法について各社が試行錯誤している段階だ。セカイカメラのようにスマートフォンを掲げて歩き回るというのはあまり現実的ではない。ハードウェア含めてトータルで考えていかなければならないだろう。
この分野においてはハードウェアよりもソフトウェアの方が格段に進んでいる状況にあると言えそうだ。Kinectのような技術と組み合わせれば、もっと面白いことが実現できるだろう。
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