node-http-proxyはnode.jsで開発されたHTTPプロキシサーバ。

node-http-proxyはJavaScript/node.js製のオープンソース・ソフトウェア。開発時に公開用サーバではなく、ローカルまたは自社内のテスト用サーバに接続して行うケースは多々ある。そんな時にごく小規模なチームならhostsファイルを書き換えて対応できるだろう。

だが複数のプロジェクトが平行していたり、人数が多くなるとそのような対応では面倒になるかも知れない。そんな時にはプロキシを立てて、設定をプロキシサーバに依存してしまうのが良さそうだ。カスタマイズが柔軟なプロキシとしてnode-http-proxyを紹介しよう。

node-http-proxyはまさにそうした小規模なネットワーク接続を代行するのにちょうど良いサイズだ。HTTPベースのプロキシサーバとして動作し、基本的には投げられたリクエストをそのままリクエストし直す形になっている。だが独自のロジックを挟むのもさほど難しくない。

ルーティングについては簡単に設定可能で、リクエストされた内容を読み取って別なサーバにアクセスさせることもできる。別なプロキシサーバに投げることも可能だ。さらにWebSocketにも対応しているらしい。なお対応するのはHTTPのみなのでご注意いただきたい。

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一人で開発しているならhostsでも良いだろうが、デザイナーも交えて多人数で開発していると設定が煩わしくなってくる。そうした時に開発用プロキシは便利だったりする。またリクエストとレスポンスの内容を解析する際にもプロキシを使うと分かりやすい。

node-http-proxy自体はメインで使えるほどのものではないだろう。そのため個人用途や小規模なチームで使う程度で考え方が良さそうだ。

nodejitsu/node-http-proxy - GitHub