ソーシャル系サービスへの不用意なデータ送信を防ぐ「Disconnect」
DisconnectはDigg/Facebook/Google/Twitter/Yahoo!へのデータ受け渡しを拒否するGoogle Chrome機能拡張。
DisconnectはGoogle Chrome用のオープンソース・ソフトウェア。ここ数年、ブログパーツとしてソーシャル系サービスのウィジェットを貼付けたサイトが増えている。もちろんWebサイトを通じてつながっていくのは面白いのだが、閲覧者としてはちょっと怖い一面もある。
Facebookウィジェットなどが表示されなくなる
それはウィジェットを読み込む際に、そのサイトに関する情報とソーシャルサービス自体の情報が渡っていることだ。そうしてデータを解析し、自分の訪問履歴などが作られていくかも知れない。それを防ぐのがDisconnectだ。
DisconnectはGoogle ChromeやRockMeltといったChrome系ブラウザ向けの機能拡張で、Facebook/Digg/Google/Twitter/Yahoo!といったソーシャル系サービスが提供するWebパーツを表示しないようにする。これにより、不用意にデータが渡るのを防ぐことができる。
ブロックしたサービスの詳細も分かる
Disconnectをインストールした情報で任意のサイトに訪れた時、ブロックしたサービスの数だけ数字が表示されるようになる。意外と多いのに驚くかも知れない。間違った使い方がされるとは思いがたいが、自分のデータを自分で守るためにはDisconnectを使うのが良いだろう。
MOONGIFTはこう見る
ソーシャル系サービスでは自サイト以外でのユーザ行動を含めて取り込んでいくことで、より自分のWebサイトにおけるデータ精度、コミュニティ活動を活発にしていくことができる。機械的に行われていることだろうが、ぴったりの広告などが出てくると気持ち悪いと感じてしまうユーザも少なくないはずだ。
防ぐためには予めログオフしておく、サードパーティのCookieを拒否するといった手段がある。だが、利便性に欠けてしまう問題もある。そのような場合にDisconnectが役立つはずだ。
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