G-ProxyはGoogle App EngineをSSLプロキシにする。

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G-ProxyはGoogle App Engine/Java製のオープンソース・ソフトウェア。10数年前のインターネットでプロキシというとアングラな雰囲気があった。また企業においてはインターネット接続速度の改善やセキュリティ上の理由で用いられることが多かった。

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デモ

 

今でも企業では使われているだろうが、最近では上記の理由以外でも使われることがある。一つはFiresheepと言う公開無線LANをターゲットにした情報漏洩から逃れるため、もう一つは中国の検閲から逃れるために使われるのだ。それがG-Proxyだ。

G-ProxyはGoogle App EngineをWebプロキシにするソフトウェアだ。Google App EngineではSSLが無料で提供されているので、G-Proxyを使えば常時SSLを使ったセキュアな接続が可能になる。さらに中国ではアクセスできないサイトにもG-Proxyを経由すれば接続可能になる(事実G-Proxyは中国製のソフトウェアだ)。

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プロキシ接続した例

 

リンク先の書き換えはもちろん、Ajaxについても対応している。HTTPSプロキシなので申し分なくネットができるかと言われると怪しいが、見られないWebサイトをちょっと見たいという用途であれば使えるのではないだろうか。

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Google App Engine上で動作するので、自分だけのHTTPSプロキシサーバとして動作させられるのが良い。不特定多数が使う場合には使えないであろうパスワードなども入力できるのがメリットだ。なお幾つかのページでは使えないので注意も必要だ。

プロキシを通してみると、その間で流れているデータの流れも分かって技術的にも面白い。よくわからないエラーが発生した時にも使えるし、それがSSLにも対応しているのが良い。色々な応用が考えられそうだ。

 

デモ

 https://g-proxy.appspot.com/

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g-proxy - Project Hosting on Google Code

 http://code.google.com/p/g-proxy/