iOSアプリの購入をデモする「StoreKitDemo1」
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StoreKitDemo1はアプリ内課金(非消耗型)のモックアプリ。
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StoreKitDemo1はiOS用のオープンソース・ソフトウェア。iOSアプリでビジネスモデルを構築しようと思うと、幾つかの方法が考えられる。その中の一つがアプリ内課金だ。アプリ本体の価格を低く(または無料)にし、アイテムで課金するのだ。
アプリ内にあるコンテンツを販売する
さらにそのアイテム課金についても幾つかの方法がある。最も面倒と思われるのはサーバ連動型だ。逆に最もシンプルなのはアプリ内にコンテンツを保持しておき、購入すればロックが外れるというタイプだ。その実現方法を教えてくれるのがStoreKitDemo1だ。
StoreKitDemo1はStoreKitのデモシリーズの最もシンプルなもので、非消耗型のアイテムを扱う。デモでは複数登録してあるPDFファイルの中から選んで購入する。ロックが外れれば購入済に並び、実際に読めるようになる。同じアイテムであれば購入済である旨メッセージも出る。
購入完了のダイアログ
流れはシンプルに見えるが、実際に開発するには色々と手間がかかる。そのノウハウをモックとして教えてくれるのがStoreKitDemo1だ。単体アプリの販売だけでは利益も出づらいが、アプリ内課金をうまく用いることができれば新たなビジネスチャンスになるかも知れない。
なお、開発者の@naokitsはStoreKitを用いた(または用いていない場合も含む)のiOS開発を受託している。StoreKitDemo2は消耗型およびサーバ連携型、StoreKitDemo3は購読型を扱っている。そちらも気になる方は連絡してみるといいだろう。
購入した商品は購入済に並ぶ
MOONGIFTはこう見る
iOSアプリの開発は実に儲からない。幾つかの特別な例はあるが、それはあくまでも特別な存在だ。大抵の開発者および開発会社は投資した開発費用の回収もままなっていないのではないだろうか。アイディアが命ではあるが、ビジネスモデルが組みづらいのが実情だ。
アプリ内課金については収益化できる可能性はあるものの、仕組みがややこしいのが問題だ。もちろん金銭を扱うためにセキュアな仕組みにしているのは分かるが、それによって参入が減ってしまうのでは意味がない。もっと手早くアプリ内課金ができるようになればと願ってしまう。
StoreKitDemo1 - StoreKitDemo