Mozillaが打ち出したWebアプリケーションストア戦略「Open Web Apps」
Open Web AppsはMozillaの提供するWebアプリケーションストアプラットフォーム。
MOONGIFTはこう見る
プラットフォーム型ビジネスは元締めが最も儲かるというのは当たり前なことで、個々のWebアプリケーションを開発するよりもその土台を抑えてしまうのが最も良い。かつ、その配信は個々のWebサイトで行ってくれるというのだから、運営側としては殆どデメリットがないのではないだろうか。
ただし、あまりに手軽であるために乱立する可能性はある。また、差別化としてブランディングが意味を持ってくるだろう。ただのブックマークシステムではなく、オフィス系、ゲーム系、開発者系、iOS系、デザイン系など特徴もって攻める事ができれば自社ブランディングにも貢献するアプリケーションストアが作れる可能性がある。
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Open Web AppsはPython/HTML/JavaScript製のオープンソース・ソフトウェア。ここ最近の流行のビジネスモデルとしてマーケットプレイスがある。運営母体はシステム提供に徹し、その上で企業や個人が何らかのサービスを提供する。
Mozillaの提供するアプリケーションストア
AppleのApp Storeあたりから開始し、さらにAndroid MarketやGoogle Apps Marketplace、Chrome Web Storeなど多数のマーケットプレイスが展開されようとしている。その流れに乗ったMozillaの戦略がOpen Web Appsとなって現れた。
Open Web AppsはMozillaの開発するアプリケーションストアだ。オープンであるため、Mozillaが運営するのみならず、誰でも同じプラットフォームを使って販売が行えるようになる。Webアプリケーション自体はOpen Web Apps上で開発する必要はない。
インストール前の確認
いわばブックマークを提供するようなものだが、無料にも有料にも対応しているのが特徴だ。決済部分をOpen Web Appsが担当し、その認証はOpenIDを使って行われる。モバイルでの利用も想定されている。かつFirefoxのみならずGoogle Chrome向けにアドオンも開発されている。アドオンは主に通知に使われるようだ。
開発者が利用者に対していかに近づけるか、それをOpen Web Appsは敷居を下げようとしている。提供もJSON形式のマニフェストファイルを置くだけで良いようだ。今後に期待したいプロジェクトだ。
自分のサイトにインストールボタンをつける事もできる
Mozilla Labs » Apps
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mozilla’s openwebapps at master - GitHub