reMail for iPhoneはiPhone用のオープンソース・ソフトウェア。iPhoneもOS3.0からようやく検索機能が付け加わり、メールやアプリケーションなどを縦断的に検索できるようになった。だがメールは件名や宛先などからしか検索できないし、メールアプリ自体の検索もあまりに貧弱で使い物にならない。

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アカウントは複数登録できる

 

そこでGmailなどにWebアクセスして検索していたのだが、そんな手間をかけなくともreMail for iPhoneを使えば検索機能がパワーアップできるようになる。Googleに買収されたreMailだが、オープンソース・ソフトウェアとして再登場した。

reMail for iPhoneはいわばメール用検索エンジンシステムだ。検索エンジンは外部にあるため、外部サービスがGmailやIMAPサーバにアクセスしてメールをダウンロードする。そこがセキュリティ的に気になる部分ではあるが、その代わりに得られるものは大きい。

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日本語にも対応した検索

 

最近のメールはiPhone内にキャッシュされるのでオフラインでもある程度利用できるようだ。reMail for iPhoneでメールを検索してそのまますぐに返信や転送したり、添付ファイルを閲覧することもできる。日本語の検索も可能だ。検索結果はメール単位の他、アカウントを表示するパターンもある。

オープンソースになっているのはクライアント部分であり、reMailの命でもある検索エンジンはオープンソース化されていない。セキュリティには気をつけられているだろうが、外部サービスを用いるリスクは考慮されたい。使い勝手はとても良く、iPhoneでメールを読み書きする機会の多い人にお勧めのソフトウェアだ。

 

remail-iphone - Project Hosting on Google Code

 http://code.google.com/p/remail-iphone/