多数のブラウザでvideoタグに対応する「html5media」
html5mediaはjQuery/JavaScript製のオープンソース・ソフトウェア。HTML5を使って動画を流す場合に使われるのがvideoタグだ。現在主流になっているMPEG4にはライセンスコストがかかるので標準化が困難で、広まるのは難しい状況ではある。
Safariで実行した場合。videoタグのまま
そんなvideoタグを使えばFlashを使わない、または使えないブラウザでも動画の閲覧が出来るようになる。だがIEをはじめとしてHTML5に対応していないとvideoタグが使えないので二重の開発を行う必要があるのは問題だ。そこで使ってみたいのがhtml5mediaだ。
html5mediaは多数のブラウザでvideoタグを使えるようにするライブラリだ。記述するのはvideoタグでよく、html5mediaを読み込むことでHTML5に対応していればそのままvideoタグを使い、対応していなければFlowplayerを使ったFlash製動画プレーヤに切り替えてくれる。
Firefox版。恐らくFlowplayer?
HTML5対応か否かを見極めてコンテンツを書き換えてくれるので開発者はブラウザごとの対応を考えずに済むのが大きなメリットだ。古いブラウザとの互換性は今後も話題になるだろうから、同様の手法が次々と出てくるのではないだろうか。
html5media - Project Hosting on Google Code