Living StoriesはGAE/J用のオープンソース・ソフトウェア。現状の新聞サイトは各記事を単発で出しつつ、時間が経過すると閲覧できなくなると言う場合が多い。これでは消費型コンテンツが促進するだけでナレッジにも繋がらず、さらに落ち目になっていくだけだ。

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新しいニュースサイトのあり方を探るプロジェクトだ

 

アメリカの新聞業界では右下がりが急であり、各新聞社とも生き残りに必死だ。そんな中ニューヨークタイムスとワシントンポスト、そしてGoogleが共同で生み出している新しいニュースサイトフォーマットがLiving Storiesとして公開された。

Living Storiesでは記事同士が自動的に解析されて関連するもの同士が一つのページで追えるようになる。時系列で見ることも、人や引用。動画、写真といったメタ情報だけを引き出すこともできる。何よりパーマネントURLが作られることで一つのURLで情報をずっと追いかけていけるのがメリットだ。

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人物だけの抽出

 

ログインすればRSSフィードやEメールアップデートで更新通知を受け取れるようになる。各記事はRead moreをクリックすればその場で読み進めることもできる。読者はコメントも可能だ。あの事件はどうなっていたっけ、なんてふと思い出すこともある。記事が単なるアーカイブからナレッジに昇華するフォーマットとして面白いソフトウェアだ。

 

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