IBinはWindows用のフリーウェア。Windowsにはゴミ箱機能があり、ファイルを削除してもまずはゴミ箱に入る。もし必要だと分かったらそこから復帰できるので、万一の時にも安心だ。だがこれはローカルドライブの場合しか使えないので、USBメモリなどの外部ドライブで同じ気持ちで実行するとファイルがなくなって不便な思いをする。

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タスクトレイに常駐してファイルを守る

 

ファイル復旧ソフトウェアもあるが、必ずしも復活できるとは限らない。そこで使ってみたいのが外部ドライブ用のゴミ箱、IBinだ。IBinを予め設定しておけばUSBメモリ内に専用のゴミ箱スペースを用意してくれる。

IBinはUSBメモリに設置しておくソフトウェアで、起動するとIBinというフォルダを作成してそこに削除されたファイルを移動してくれる。デフォルトではDeleteボタンを押すとダイアログが表示され、削除またはゴミ箱に入れるかを選択できる。

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設定画面

 

ゴミ箱に入れたファイルは専用の管理インタフェースを使って復旧できる。ゴミ箱のサイズは指定可能で、USBメモリの10%がデフォルトで割り当てられている。USBメモリの挿入時に自動実行するautorub.infを設置する機能もある。

最近のUSBメモリ(または外部ドライブ)は容量が大きくなっているのでゴミ箱の割当を増やしても大した問題はないだろう。むしろ間違って削除してしまった時のショックを考えれば、IBinを使って復旧する手だてを用意しておくのは重要だ。

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管理画面

 

執筆時のバージョン

 2.7a

 

via IBin is a portable recycle bin for USB flash drives [Download Squad]

First Toy Lab

 http://www.autohotkey.net/~FirstToyLab/project_iBin_download.htm