SOAPのシステム開発&テストに「Storm」
Stormは.NET製Windows向けのオープンソース・ソフトウェア。Web APIというとRESTfulまたはXML-RPC、GDataといったプロトコルに則ったものが多いが、元々Webサービスと言えばSOAPを指し示していた。手順や扱い勝手の悪さはあるが、エンタープライズ分野では今でも使われているだろう。
SOAP開発のお供に
例えばGoogle AdwordsのAPIはWSDLを提供して構築するようになっている。多少の複雑さはあれど、開発に慣れればメソッドや引数も分かるので使いやすいのかもしれない。そんなSOAP開発の補助として使えるのがStormだ。
StormはWindows向けのソフトウェアで、WSDLのURLを登録するとそのXMLをパースしてメソッドなどをツリー上に表示する。さらにその内容であったり、引数の指定も分かる。引数を変更して実際にコールすることもできる。
レスポンスの解析も簡単
リクエストやレスポンスをXML、またはツリーで見ることが可能だ。XMLを使ってやり取りするので人の目では分かりづらい部分もあるSOAPだが、Stormを使えば一目で分かるようになる。SOAP開発では手放せないソフトウェアになりそうだ。
執筆時のバージョン
1.1
Storm