AkiraはWindows向けのフリーウェア。Dropboxは複数拠点にあるコンピュータ間でデータの同期をとったり、ファイルを授受するのにとても役立つソフトウェアだ。ファイルの更新を自動的に感知して同期処理が行われるので、起動さえしておけば手間いらずなのも良い。

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Dropboxを使ってリモートコントロール

 

そんなDropboxを使ってリモートにあるコンピュータを操作してしまおうという無茶なソフトウェアがAkiraだ。Dropboxでリモートコントロール…見た時にはどうやってやっているのか不思議だったが、種が分かるとなかなかユニークな試みだと分かる。

Akiraはサーバとクライアントの二つから成る。サーバと言ってもポートを解放したりする必要はない。見ているのはローカルにあるDropboxのフォルダだ。そしてクライアントもネットワーク接続する訳ではなく、Dropboxの専用フォルダにファイルを配置、または読み取るのみだ。

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リモートのスクリーンショットも撮れる

 

つまりDropboxにあるAkiraフォルダ内にファイルを配置したり、それを読み取ったりして通信のようなことをしているのだ。そのためコマンドを送ってからレスポンスが返ってくるまでは長いと1分近くかかる。このアイディアは面白い。

可能なコマンドはプロセスのリストやアプリケーションの実行、スクリーンショットの取得、リモートのファイルを取得したり削除することもできる。リモートプロセスをキルすることも可能だ。シャットダウンコマンドもあるので、リモートコンピュータをシャットダウンしたいという時にも利用できる。

レスポンスは決して良くはないが、アイディアは非常に面白いソフトウェアだ。ちなみにサーバになるLatteはCPUを過剰に消費する場合があるのでご注意を。

執筆時のバージョン

 1.0

 

via Akira Remotely Controls Computers Using Dropbox - dropbox - Lifehacker

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