テキストエリアを使ってコーディングしやすくする「CodeMirror」
CodeMirrorはJavaScript製のオープンソース・ソフトウェア。Webブラウザのテキストエリアの貧弱さは言うに事欠かない。メモ帳レベルの機能しかなく、とても使い勝手が悪い。HTMLを作成する場合はWYSIWYGなエディタに変換するCKEditorのようなソフトウェアも存在するが、Webブラウザ上でプログラミングしたいと思うような機能はない。
テキストエリアをハイライト
もしWeb上で開発者向けのサービスや環境を提供しようと思うならCodeMirrorを使ってみるといいだろう。CodeMirrorはテキストエリアを開発のしやすいエディタ環境に変化させてくれるソフトウェアだ。例えばJavaScript/HTML/CSS/Python/Rubyといった言語向けにハイライト表示する機能がある。
それらは各言語向けのCSSとJavaScriptで作られたパーサーによって作られている。また、行番号の表示も可能でCodeMirrorを使えば単なるテキストエリアがプログラマ向けのエディタに見えてくるのだ。原理的にはCKEditorと変わらず、テキストエリアをiframeタグで囲まれたエディタに置き換えている。
本格的なエディタ風
送信される内容はハイライトに関する余計な情報は省かれているので扱い勝手が良い。今はまだオンラインで開発環境を提供するサービスは多くないが、今後登場するのは間違いない。その際にはCodeMirrorのような技術もきっと使われていることだろう。
2009年10月16日 誤字修正。
CodeMirror: In-browser code editing