LocalConnectionをもっと便利に使えるようにする「FlashLCS」
FlashLCSはActionScriptで作られたオープンソース・ソフトウェア。LocalConnectionとは同じコンピュータ上のFlash間で通信する機能だ。便利そうな気はするのだが、これが使われている所は見た覚えがない気がする。設定さえすればドメインを越えて通信もできるので、何か面白いことに使えそうな気もするのだが最大の欠点としてはサイズが40KBまでに制限されることだろう。
サンプル
また、使い方もなかなかコツがあるようだ。特殊なことをする際の面倒さもあるだろうが、どうせなら手軽に使える方が良い。LocalConnectionを使うならFlashLCSを使って取り組んでみよう。FlashLCSはLocalConnectionを使いやすくするためのクラスライブラリとなっている。
FlashLCSはLocalConnectionを使う際に手軽に使えるようにするライブラリで、コード量を減らすことができる。また、40KBの制限を越えて使えるのが魅力になっている。また双方の通信も可能になっているのが特徴だ。これにより、新しいFlashの可能性も見えてくるのではないだろうか。
マウスを動かすと背後のFlash画像も動く
サンプルとして、画像をポップアップで表示し、マウスを動かすと別なFlashにマウス周囲の画像を拡大して表示するというものが提供されている。Flashの性能やデータのサイズにもよるのだろうが、若干動作に遅延が見られた。データは20〜30MB/秒程度で送受信できるとのこと。
Flash間でコラボレーションするような使い方や、Adobe AIRとの組み合わせが提案されている。確かにAIRアプリとの組み合わせはなかなか面白そうだ。Flashの使いどころを広げる面白いライブラリだ。
New open source project enables unlimited local runtime collaboration for the Flash Platform.
http://labs.blitzagency.com/?p=650
flashlcs - Project Hosting on Google Code