Pomodo on RailsはRuby on Rails製のフリーウェア(ソースコードは公開されている)。FlashやFlexは技術的には興味深いのだが、どうも二の足を踏んでしまっている。ユーザインタフェースをFlashベースで提供できれば、きっとこれまで以上にリッチな機能を提供できるに違いない。

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Rails + Flexの参考に

 

Railsを使えばFlexとの連携もそれほど難しくはないのかも知れない。そう思わせてくれたのがPomodo on RailsというWebアプリケーションだ。ユーザ向けにはFlex、システムはRuby on Railsで構築されたタイムトラッキングアプリケーションだ。

Pomodo on Railsはプロジェクトやタスクを選択して時間を計測することでどれくらいのコスト、時間が費やされているかを知ることができるソフトウェアだ。Flexを使っているので画面がリッチで、タスクごとのグラフも提供されているなどユーザビリティが高くなっている。

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作業状況をグラフ化する

 

RailsからはXMLを返すことで連携しているようだ。別途Flex SDKをインストールする必要があり、実行前にコンパイルすることでFlashファイルを生成する。この手法であれば特別なサーバもいらず、Rails + Flexアプリケーションが構築できる。

タイムトラッキングアプリケーションとしても機能が十分であるが、やはりRails + Flexのサンプルアプリケーションとして参考になるところが多い。AjaxやJavaScriptによってリッチなインタフェースが提供できるようになったとは言え、Flashに比べるとブラウザ互換性等で問題もある。Flexを使いこなしたい方は参考にすると良さそうだ。

 

dima’s pomodo_on_rails at master - GitHub

 http://github.com/dima/pomodo_on_rails