Erlang製のAmazon Dynamoクローン「Dynomite」
Amazon Dynamoはシンプルなキー/バリューデータベースシステムだが、大量のデータを冗長化やレスポンスを維持しながらサービスを提供する点が特徴だ。外部向けのサービスとしては提供されていないが、SimpleDBがAmazon Dynamoを外部向けにしたものと言われている。
起動した所
キー/バリュー型のデータベースには注目が集まっているが、Amazon DynamoのクローンとしてDynomiteを紹介しよう。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはDynomite、Erlangで作られたAmazon Dynamoクローンだ。
DynomiteはErlang製のキーバリュー型データベースだ。Erlangと言えば分散化、リアルタイム性、並列化などが特徴なので、大規模なデータベースを構築する上ではとても期待ができそうだ。
クラスタリングにも対応している。既に稼働しているクラスタに新しいノードを追加すると言ったこともできるようだ。実際の利用についてはthriftを使って行うようで、thriftのバインディングが用意されている言語(Ruby、PHP、Perl、Javaなど)であればいずれでも利用できるようだ。
実際の使い方はキーとバリューを指定して保存し、それを取り出すというシンプルな操作になるだろう。高速性と並列処理の伴った大きなキー/バリュー型データベースシステムを構築する際には要注目だ。
cliffmoon’s dynomite at master - GitHub