企業内で用いられるグループウェア。とは言っても情報共有されるのはカレンダーと施設管理が主な所だろう。企業にももっと重要なデータがたくさんある。言わば暗黙知的なもので、グループウェアなど堅苦しいものではない、もっとカジュアルな場で共有されるものだ。

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Drupalをベースにしたソーシャルプラットフォーム

 

そうした情報こそ本当の強みになるのではないだろうか。カジュアルにみんながデータを共有できるプラットフォームとしてOpen Atriumを使ってみよう。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはOpen Atrium、ソーシャルプラットフォームソフトウェアだ。

Open Atriumで提供される主な機能は、ブログ、マイクロブログ、チケットシステム、カレンダー、ドキュメント管理となっている。マイクロブログについては筆者環境では表示されなかった。

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管理画面

 

グループ管理が可能で、プロジェクトや部署ごとに所属することで権限をつけることができる。グループはプライベートまたはパブリックに設定が可能だ。PHPのオープンソースCMSであるDrupalをベースにしているが、その面影は殆ど感じられない。

ページの雰囲気はとてもカジュアルで、プロジェクトに関する情報を共有したり、マイクロブログでつぶやいたりと楽しめるようになっている。ダッシュボードではブログや最近の活動を一覧できるので、他のユーザの動きが簡単に分かる。

カレンダーは日付のみの設定なので、グループウェアの代替えとして使うのは多少コツがいるかも知れない。だがグループウェアにはないメリットもたくさんありそうだ。ユーザ同士が楽しめるカジュアルなソーシャルプラットフォームを構築したい方はぜひ。

2009年07月28日修正。URLの掲載忘れ

 

Open Atrium

 http://openatrium.com/