Webサイトのパフォーマンスを測定するのにYSlowという便利な機能拡張がある。Yahoo! Inc.製のFirefoxアドオンで、CSSやJavaScriptのサイズやCDNの提案までしてくれる。結果がA〜F判定でシンプルなのも使い勝手が良い。

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Webサイトのパフォーマンスを共有する

 

とは言え、YSlowで見られるのは今現在のデータのみだ。Webサイトの改善度合いや遍歴が見たければShowSlowを使おう。

今回照会するオープンソース・ソフトウェアはShowSlow、YSowデータの共有サイト&ソフトウェアだ。

ShowSlowはPHP製のソフトウェアで、同名のWebサービスも提供している。が、社内のシステムであったり公開前のWebサービスの測定は向いていないとあって、ダウンロードして独自のShowSlowも立てられるようになっている。

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利用の際には設定を変更する必要がある

 

設定としてYSlowの値を変更する必要がある(about:configから行う)そうすればデータがShowSlowに送られるようになり、それが蓄積されることで結果がグラフ化される。ページサイズも測定されるので徐々にサイズが伸びている場合や、パフォーマンスが劣化した場合は注意が必要だ。

ShowSlowで公開されているデータを見ると、有名なWebサービスがどのような対策を行っているかを見ることができる。Google.comはさすがの100ポイントとなっている。他のサイトの対応を見れば、自社でまずどのような対策をすべきかも分かるだろう。Webパフォーマンスを考える上で重要なソフトウェアだ。

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Amazon.comの測定結果

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グラフ化

 

Show Slow

 http://www.showslow.com/

showslow - Google Code

 http://code.google.com/p/showslow/