Common LispでWebアプリケーション?「Teepeedee2」
サーバサイドJavaScriptに注目が集まる中、他の言語でもWebサーバ上で動作するべく開発が続けられている。Webブラウザ向けと、ローカルの環境とで開発言語を分けるのは面倒、という方は同じ言語で統一して書けるのは魅力的だろう。
Common Lispで作られたブログエンジン!
何となく個人的には縁遠く見えていた、Common LispとWebの関係がぐっと近づいてしまうのがTeepeedee2だ。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはTeepeedee2、Common Lispで作るWebアプリケーションフレームワークだ。
Teepeedee2で作られたブログシステムのソースが公開されているので見てみて欲しい。CSSですらCommon Lispの文法に収まっている。これははっきり言ってとても気持ちが悪い(失礼)。HTMLも構造的に分解されていて、ぱっと見ただけではこれがブログシステムなのかどうかも分からないほどだ。
コメント機能もある
さらにベンチマークではMongrel + RailsやFastCGI + PHPよりも高速という結果が出ている。Common Lispあなどりがたし…。LispはSteel Bank Common Lisp(SBCL)を使って実行している。
筆者にはSBCLの知識が少な過ぎて、Teepeedee2を実際に試すことができなかった。ぜひCommon LispによるWeb世界制覇の願望を抱く方はTeepeedee2をお試しいただきたい。
John Fremlin’s blog: Teepeedee2 released!
http://john.freml.in/teepeedee2-release
vii’s teepeedee2 at master - GitHub