Mac OSXでちょっとしたアプリケーションの自動操作を行う際に使われるのがAppleスクリプトだ。だが、その自動操作のために新しい言語を習得しようと思うのはなかなかしんどく感じてしまう。使い慣れた言語でささっと書けるのが便利だ。

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JavaScriptでCocoaアプリケーションを操作する

 

CUIであれば幾らでも方法がありそうだが、Cocoaアプリケーションとなると手段が限られそうだ。JavaScriptが好きな方であればJSTalkが良い選択肢になりそうだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはJSTalk、JavaScriptで動作するAppleスクリプトライクなソフトウェアだ。

JSTalkはAppleスクリプトライクな操作をJavaScriptで行えるようにするソフトウェアだ。JSCocoaを使っており、Cocoaアプリケーションの操作を可能にしている。JavaScritpオンリーという訳ではなく、Objective-Cと混在した状態で書かれるようだ。なおスクリプトはアプリケーション形式に変換できる。

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JavaScript風の記述

 

ファイルの読み書きや、HTTP通信などを使ってデータを取得したり、書き込んだりすることができる。多数のサンプルが登録されているので、興味がある方は見てみて欲しい。現状では完全にJavaScriptという訳ではないので、ちょっと気持ちが悪い(失礼)感じもある。現状ではまだ不安定な要素が大きそうだ。

Mac OSXではRubyCocoaやJSCocoa、PyObjCなど橋渡しするライブラリによって言語を選ばずにアプリケーション開発が可能になっている。Appleスクリプトとはまた違う世界を楽しんでみて欲しい。

 

**Introducing JSTalk, an alternative to AppleScript

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http://gusmueller.com/blog/archives/2009/03/introducing_jstalk__an_alternative_to_applescript.html